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       「あいかわらず、いろんなことがある。かなしいこともうれしいことも。
  
        もうだめだ、と思うようなつらいことも。そんなとききまって私は

        おばあちゃんの言葉を思い出す。

        できごとより考えのほうがこわい。

        それで、できるだけ考えないようにする。目先のことをひとつずつ

        片づけていくようにする。そうすると、いつのまにかできごとは終わり、
 
        去って、記憶の底に沈殿している。」



        最近読んだ、角田光代著・・・「さがしもの」

        本をめぐる短編小説の中の一節。

        「できごとより考えのほうがこわい。」

        自分に置き換えても、そう思うことしかり。

        どんな物事でも実際に目の前に来てしまったら、

        あとはそれにどう向き合っていくかだけだな、と。

        逐一感情的に動きがちな自分だけど、

        そういう自分も含め、心静かな情熱を持って日々を紡ぐことが

        実は一番強いことなのかも、と、

        この小説を読んでちらっとそう思いました。

        

        
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by lifeisaparty | 2009-02-17 01:00
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