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  今日は、朝から起きて、ちょっとした服の手伝いにHarlemまで行ってきました。
  彼女は、私がこっちでダンスを習っている人で、今、自分のClothing Lineを作って、
  デザイナーとしても精力的に頑張ってる人です。
  仕事は、与えられたことをやってた感じに過ぎない感じだったんだけど(笑)、頑張ってる
  現場を実際に見て、色々と感じるところもあって。
  そんなこんなで、今日書きたい話は、実はそのことではないのです。

  今日、NYに今年最初の雪が降りました。
  お昼くらいから。

  仕事を終えて、そのまま私は彼女のクラスを受けに行きました。
  クラスは、いつものごとく人がいっぱいで、少し遅れて入った私は後ろの方で受けることに
  なったのですが。ストレッチをして、いよいよ振り付けの段階になった時、彼女は、
  「It’s snowing today」
  と言って、振り写しに入りました。私は、曲をまだ聞いてなかったけれど、何となく振りの
  様子から、これは絶対にSlowな曲が来る!と思いました。
  そして、曲を流した時、やっぱり!と。

  私は、彼女の感性をホントに素晴らしいと思っているのですが、実際のところ、いつでも
  彼女の選曲が好きなわけではなく、振り付けもセンスあるなー、と思うし、好きだけれど、
  自分のStyleではないな、と思う時もあって、彼女が踊るから踊りたい、みたいな、
  彼女のダンサーとしての表現力にものすごく惹かれ続けている部分が大きくて。
  
  そんな彼女が最近ずっとレッスンで使っていた曲は、早いテンポでイケイケのものが
  多かったのですが、雪が降った今日、突然、そのSlowな曲を持ってきたわけです。
  その曲を聴いた時、私は、あー、やっぱりこの人は感じる人なんだな、と思いました。
  考えるより、感じる人。
  私は、彼女と今日のFeelingについて何も話してはいないし、初雪が降った街の景色や
  空気をどんな風に感じているのか全く知らなかったけれど、その曲を聴いた時、同じだ
  と感じた。もしかしたら、彼女は雪が降ったことに関係なく、その曲を選んだかもしれなく
  ても、今日の私のFeelingと同じ感覚だと、ものすごく感じて。私は、そんな風に曲を
  通して、彼女のFeelingを感じることがあって、大抵、そういう時は寸分の違いもなく、
  私も同じFeelingだったりする。
  言葉を使って話すよりも明確に、何かが伝わる時がある。
  その日、その時、彼女が選んだ曲から感じるFeeling。
  きっと、常に表現し続けている人だから、私がキャッチ出来ないこともたくさんあると思う
  けど、Hip Hopとか、ダンスとかそういうことでくくられるんじゃなく、その日のFeeling,
  その日に感じること、そういう漠然とした形にならないけど感覚で感じること、そういうもの
  が曲を通してものすごく分かる!と思う時、あぁ、この人もおんなじだ、といつも思います。
  好きな音楽が似てるとか、そういうことも、きっとそれに通じることなんだろうな、と思う。
  こういうことがあると、私は、クラスを受けながら、彼女とものすごく話をしているような
  気持ちになります。同じものを曲とダンスを通して共有している感覚。
  きっと、私がキャッチする感覚は、私にとって大事にしている感覚なんだろうな、と思う。
  振り付けがいいとか、曲が好きとか、クラスを受けていたらそういうことにばっかり目が
  行くし、実際、それも大切だし、だけど、そんなことに全く関係なく、ただFeelingだけが
  伝わる時、クラスは私にとって至福の時間になります。
  
  願わくば、こんな風にしびれるような感動を、思う存分表現しきれるだけの技量を持てる
  自分になりたい、そう思った今日のレッスンでした。

  それにしても、音楽はステキ。
  全てを超えると思う。

  
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  ↑歩きながらだったので、あんまりうまく撮れなかったけど、初雪の本日 at Harlem。
  
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by lifeisaparty | 2008-02-13 17:00
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